【映画評論】結婚と幸せは別問題なのだ

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今月の23日、SNSで話題になっていた「ずっと独身でいるつもり?」をアマプラで観た。

ただ「話題になっていたから」という理由で観始めたのだが、結婚と幸せを混同している人に観てもらいたい作品だと思った。

概要

あらすじは下記の通りである。

10年前に執筆したエッセイから一躍有名作家となった本田まみ(田中みな実)、36歳、独身。自立した女性の幸せの価値を赤裸々に綴り、読者の支持を得たが、それに次ぐヒット作を書けずにいる。
(中略)
一方、まみが出演する配信番組をきっかけに交錯する女性たち―まみの書いたエッセイを支えに自立した生き方を貫く由紀乃(市川実和子)、"なんちゃってイクメン"の夫への小さな不満を抱えながらインスタ主婦を続ける彩佳(徳永えり)、パパ活女子として生計をたてつつも、若さを失うことに怯える美穂(松村沙友理)。それぞれの異なる生きづらさを抱える4人が踏み出した小さな一歩とは?
引用:公式サイト

人によって様々な事情があり、みんな「結婚」や「幸せ」についてなにかしらの悩みを抱えているのだが。
自分は、既婚者ゆえの悩みを抱えている彩佳のとある台詞が脳裏にこびりつき、離れなくなった。

結婚はあくまで「人生の分岐点」なのだ

元々、学生時代の同級生である由紀乃と彩佳が、2人で結婚や幸せについて話している場面でのことだった。
彩佳が何気なく発した「知ってる?孤独死のほとんどが既婚者なんだよ」という台詞が、妙に重く感じられ、頭から離れなくなったのだ。

この台詞の証拠となるものはあまりなかった(真偽不明のものしかなかった)が、既婚者ゆえの悩みを抱えている彩佳だからこそ、結婚と幸せを混同している人の心をえぐるには相応ふさわしい台詞だと思った。

(正直なところ、彩佳自身も独身時代は結婚と幸せを混同していたらしく、知ってる?既婚者の~の台詞を発する前に『結婚すれば幸せになれると思ってた。でも違った』と由紀乃に話している。)

自分は誰かと入籍した経験は一切ない(なんなら恋人ができた経験も一切ない)が結婚と幸せは別物と思っており、なおかつ結婚と幸せを混合している人へ向けた記事をすでに公開済みなのだが。

誰が最初に「結婚をしたら幸せになれる」と言い出し、その考えが普及したのだろうか?

人間は「ひとり遊び」ができるはずなのだ

知能の高い動物しかできない「ひとり遊び」という能力が人間には備わっており、本来なら自分で自分を楽しませる力が人間にはあるはずなのだが、なぜ結婚と幸せを混合している人が一定数いるのだろうか?

正直なところ、結婚に限らず恋人等のパートナーを作る行為全般に言えることなのだが、パートナーを作るという行為は「パートナーがいる人生を選んだだけ」であって、幸せになれる魔法にかかったわけでは一切ないのだ。
結婚するだけ(パートナーができるだけ)で幸せになれると勘違いしているような人ほど「ずっと独身でいるつもり?」を観てほしいし、彩佳が発した台詞に殴られてほしいと思う作品だった。