たまにTwitterで物議をかます、○×△=□を「△×○=□」と書いたら駄目なのはなぜ?というものだが。
この習い方は、ここ数年で生まれたわけではないのだが、巷の人間は「自分が小学生だった時」を忘れているのだろうか?
自分が小学生だった2000年代(自分の学年は『2001年4月~2007年3月』の6年間が小学生だった)には、すでに○×△=□を「△×○=□」とは書かないようにと習っているため、2000年代でこれなら、2000年代以前も同じ習い方をしている人は多いはずなのだ。
なぜ○×△=□と△×○=□が区別されているのかというと、かけられる数×かける数=全体の数という数式がかけ算だと習うのだが、かけられる数×かける数=全体の数という数式の意味は「かけられる数が『かける数』分の数量があるから」ということらしく、そう習った。
文部省的には「そこまで厳密な定義をしていない」という趣旨の発言しているらしいが、20代後半の自分ですらそう習うのだから、アラサー世代より上の世代も本来なら○×△=□と△×○=□の意味を区別して習う人が多いはずなのだ。
もしかしたら「そんなことはない!ちゃんと覚えている!」という方もいるかもしれないし、覚えている上で問題定義をしている方もいるかもしれないから、やたらめったにそう習ったのを忘れたのか?とは言わない。
ただ、今のアラサー世代ですら、この習い方なのだ。
20代後半の自分ですら、そう習うのだ。
もしかしたら「○×△=□を『△×○=□』と書いたら駄目なの?」と発言する人の大半が、今の小学生と同じ習い方をしている可能性があるのだ。
1回、自分が小学生だった時のことを思い返し、かけ算をどう習ったか考えた方がいいかもしれない。