【映画評論】久々に王道のJホラーを見た気がする

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ここ数年、邦画より洋画を観る機会が多かったため、久しぶりに邦画を観たくなり、前から気になっていた「貞子」をアマプラで観た。

ここ最近のホラー系の邦画はジャンプスケア(観客を驚かせたり怖がらせる演出)が派手な印象があり、ホラー系の洋画を観ているようであまり好みではなかったのだが、今回観た「貞子」はジャンプスケアが控えめでよかった。

概要

あらすじは以下の通りである。

心理カウンセラーの茉優(池田エライザ)のもとに、ひとりの記憶障害の少女が入院してくる。
やがてその少女は、1週間前に公営団地で起きた放火事件の犯人・祖父江(ともさかりえ)が人知れず生み育てていた子供であることが判明。
少女と真摯に向き合う茉優だったが、次第に彼女のまわりで奇妙な出来事が起こり始めるー。
引用:公式サイト

元々ホラー系の作品は好きで、松嶋菜々子さんが出演している「リング」や「リング2」もがっつり観ているほど、ジャパニーズホラー(以下『Jホラー』とする)が好きなのである。

石原さとみさんが出演している、比較的最近の「リング」は洋画によくあるクリーチャーが出てくるような作品ゆえ、あまり心には刺さらなかったのだが。
このシリーズ以外のホラー系作品も色々と観てきた中で、久々に好みのホラー系作品に出会ったな、という印象を受けた。

感想

別に「貞子」単体で観ても面白いと思える話の流れになっているのだが、松嶋菜々子さんが出演している'98年版の「リング」からちゃんと話が続いているのだな、と思わせる印象だった。
呪われているものがVHS→YouTubeの動画になっただけで、話の流れや雰囲気は'98年版「リング」と似ているし、佐藤仁美さんの存在が「『あれ』の続きを見ているようだ」と思わせるのだ。

'98年版の「リング」や「リング2」にも出演している佐藤仁美さんが「貞子」にも出演しているのだが(ちなみに過去作と同じ役で出演している)、佐藤さんが過去作と同じ役で出演していることはあらかじめ知っていたものの、思っていた以上に過去作の設定を受け継いでいたため驚いたのだ。

'98年版「リング」で訳あって精神的ショックを受けてしまう役で、精神的ショックを受けたすぐは精神科病棟で入院し、現在でも(映画『貞子』でも)入院しているという設定の人物なのだが。
自分の予想では、短時間しか出演しない(でもキーパーソンとなる)人物として出演しているのだと思っていたが、映画の終盤までしっかり出演していて、なおかつ過去('98年版『リング』)のことを知っている人物として描かれていたのだ。

正直なところ、過去作で佐藤さん(が演じている人物)が精神科で入院している様子を詳しく観たかったら「リング2」を観た方がいいと思うのだが(『リング』では出演時間があまりに短いため。『リング2』だと入院中の様子がしっかり分かる)。

個人的には「貞子」単体で観るよりも、過去作を観て予備知識を仕入れてから「貞子」を観た方が、面白さが倍増していいかもしれないと思った。