【映画評論】可愛くいなきゃいけない、という呪いが「おんなのこきらい」にさせる

f:id:saekimai6405:20211004230645j:plain

アマプラでどの作品を観ようかと選んでいると、この映画が目につくことが多い。

たぶん、閲覧記録を元に、アマプラ側から自動で選出するのだろう(YouTubeでよくある『おすすめ動画』が自動で選出されるのと似たようなものだと思う)。

それだけだったら別にAIなんだろうなぁ……すごいなぁ……程度で終わるのだが、なぜか、ここ数ヶ月ほどで数名ほどのツイッタラー(インフルエンサー)がこの作品をTwitterで紹介していたのを目の当たりにしたため、なおさらアマプラで目につくことが増えてしまった。
紹介ツイートが投稿されたタイミングがただの偶然ならいいのだが、「映画の制作会社がPR案件を依頼したのか?」と疑ってしまうレベルで、紹介ツイートがいくつか投稿されていたのを見てしまい、そんなしょっちゅう見かけるなら試しに観てやろうという気持ちからアマプラで観ることにしたのだった。

概要

あらすじは、以下のとおりである。

ルックスは抜群だが性格は最悪のOL・キリコは、かわいい食べ物を過剰摂取しては吐く過食症の女子。
職場では男たちにちやほやされ、女子社員には嫌われているが、女の子の価値はかわいいことが全てと信じるキリコはどこ吹く風。
そんな彼女は、バーで働くユウトと友だち以上恋人未満の煮え切らない状態が続いていたが……。
引用:映画.com

詳しくは映画を観てほしいのだが、主人公にある「女の子の価値はかわいいことが全て」という思いが、主人公自身も気づかぬうちに呪いとして自身の首を絞めている(結果的に過食症になっている)話だ。

感想

心の底から「かわいい」を求め、「かわいい」が呪いにならずにいる人は、なにも気にしなくてもいい。
ただの趣味嗜好として「かわいい」を追い求め、「かわいい」が自分の首を絞めずにいるのならば、なにも言わない。

ただ、「おんなのこきらい」の主人公であるキリコのように、「かわいい」がただの呪いになりかわる場合がある。

ただの呪いになりかわるものは、人間が生きる上で「絶対条件」なのだろうか?

さすがに(かわいい云々は置いておいて)最低限の清潔感は必要だと思うのだが、清潔感より上は「十分条件」でいいのではないか?と思うのだ。

「かわいい」について、考えさせられるものだった。