【映画評論】胸が痛む作品だった - ネタバレあり

ちょうど2週間前の今日である6日に、アマプラでこの作品を観た。

元々、この作品の主演であるヒラリー・ダフという女優のファンなのだが、アメリカを拠点に芸能活動をしているせいか日本で観られる彼女の作品(彼女が出演している作品)が少なく、彼女が出演している新作が出たとしてもこっちでは見られないことが多々あったのだが。
最近になり、日本で観られる作品がないか調べてみたら、ちょうど本作である「ハリウッド1969 シャロン・テートの亡霊」がアマプラで観られることを知り(しかも彼女が出演する映画の中では『新作』の部類に入る)、早速、観てみることにしたのだ。

あらすじ

あらすじは下記の通りである。

1969年8月。映画監督のロマン・ポランスキーと結婚したシャロン・テートヒラリー・ダフ)は、引っ越したてのロサンゼルス・シエロ・ドライヴ10050番地にある瀟洒な邸宅で、仕事でロンドンに出かけたロマンの帰りを待っていた。妊娠8ヶ月の彼女の元には、ロマンの友人のヴォイテック・フライコウスキー、コーヒー財閥の女相続人アビゲイル・フォルジャー、シャロンの元婚約者でヘア・スタイリストのジェイ・セブリングが集い、楽しい時間を過ごしていた。
そんなシャロンの周囲で奇妙な出来事が起き、不穏な空気が流れ始める。前の住人である音楽プロデューサーのテリー・メルチャーに音楽のデモテープを送りつけていたチャーリーという不気味な男が訪ねてきて、家の周りには奇妙なヒッピー風の少女たちがうろつきまわり、さらには彼女の愛犬が行方不明に。やがてシャロンは屋敷に押し入ってきた暴漢たちに自分と友人たちが惨殺される夢を見、友人たちに不安を訴えるが、妊婦にありがちな不安神経症だとして取り合わない。
引用:KINENOTE

この作品は実際に起こった「シャロン・テート殺人事件」という事件を基に作成したものらしく、自分はこの作品きっかけで事件(概要を含む)を知ったのだが、事件の概要を軽く調べるだけでも犯人による残忍な犯行で胸が痛むと感じたが、映画を観てみても「犯人による残忍さ」を感じて胸が痛んだ。

感想①

一応この作品はホラー系作品ではあるものの、元々の事件にオカルト要素を足した、いわゆる「事実を基にしたフィクション作品」だからか、比較的ホラー要素は薄めだと感じた。
その代わり、犯人による残忍な犯行が目立つため、図太い神経をした人じゃないと映画を見続けることはできないのでは?と思ってしまうほど、ショッキングな場面があった。

そもそも、それなりに神経が図太い方だと思っている自分ですら胸が痛むと感じるほどだから、繊細な人、特に妊婦さんで繊細な人は、自分以上に胸が痛む内容だと感じた。

感想②

映画の基となった事件の概要を調べてもらったら分かると思うが、作品のモデルになった方のシャロン・テートは、当時「妊娠8ヶ月の妊婦」だった。
まぁ、映画でも「彼女がお腹が大きい妊婦だった」という事実を忠実に再現しており、彼女を演じたヒラリー・ダフも大きいお腹を抱えているのだが。

大きいお腹を抱えながらも、彼女はカルト宗教の信者数名に殺されてしまい、母子ともにこの世を去ったのだ。

映画でも母子ともにこの世を去って終わるのだが、映画ではオカルト要素を足しているせいか、勢いあまって犯人を殺し逃げる→ハッピーエンドで終わるか?と思わせて実は「犯人を殺して逃げた」というのは彼女(亡霊)の妄想で実際は犯人に殺されていた、という最後になっている。

最後の最後で地味などんでん返し(犯人が死んだと思ったら死んでいなかった)があるせいで、なおさら胸が痛み、映画の中でも亡くなったのか……そうか……と、悲しみが心の中に広がってしまったのだ。

繊細な人は観てはいけない!というわけではないが、映画のわりに短い(1時間半しかない)作品にも関わらず犯人による残忍な犯行のせいでサスペンス要素が濃い作品となっているため、心して観ないといけないと自分は思った。


▼映画の予告編を載せておきます▼


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